月食の前日に

月食の前の日,the day before the lunar eclipse
2021年11月19日(金)は,部分月食が起こります。国立天文台の説明によると,今回は,月が地球の影に隠れる割合が97.8%になり,「たいへん深い部分月食」と呼ばれるそうです。写真の月は,前日18日のお月さんです。

木星と土星と金星と, jupiter, saturn, venus
お月さんの反対側。南から西に目を向けると,フォーマルハウト,とても輝いている木星,その右下に土星,そのさらに下に金星,そして一番右上に,アルタイル(彦星)が見えます。クリックして拡大してみてください。

木星とカリスト,エウロパ,イオ,ガニメデ, kallisto, europa, jupiter, io, ganymede

木星を目いっぱい拡大して撮ってみると,衛星を見ることができました。左上から順に,カリスト,エウロパ,木星,イオ,ガニメデが並んでいます。クリックして拡大してみてください。

月食は,太陽と地球と月,の順で並んだ時に起こる現象です。明日は,太陽から出た光が,地球に届くまでに約8分20秒。そこから月に届くのが約1.3秒。それが返って来て月が見えるようになるのに約1.3秒,かかります。明日,太陽と月を同時に見ることができれば,月から届く光は,太陽から届く光よりも,約2.6秒前の光になる?ですね。Stellariumのデータからもう少し調べると,金星にぶつかった太陽の光は,約4分19秒かかって地球に届きます。木星は,約41分7秒。土星は,約1時間24分46秒。宇宙は,遠すぎます。

晴れて,安全に見ることができますように。

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