
弥生時代、紀元前五世紀頃から紀元後三世紀頃までの約800年間のことを言う、らしいです。歴史は(も)とんとダメな人なので辞書を引きました。この時代に栄えた文明の跡が、大阪府高槻(たかつき)市に「安満(あま)遺跡公園」として整備されて公開されていました。
これまで、高槻に講義に行っている途中で、「安満遺跡公園」という標識をなんども見ていました。「あんまん?」、と、ついつい食べる方へ持って行ってしまいましたが、「あま」と読みます。

へー遺跡ねぇ・・・。そんな感じで尋ねてみたら、なんと、その、めっちゃ整備されたおしゃれ空間ではないですか! 遺跡だよ!? 今から2300年くらい前のお話だよ!? なんでこんなにおしゃれ仕様なのさ!!
・・・と驚きつつ、仕事前のスーツ&リュックの私は入っていったのでした。



小学生の校外学習軍団に怪しまれつつも、工夫を凝らした展示室を見て、広い公園をぐるっと30分くらいかけて巡りました。先に来ていた小学生たちは、班に分かれて一生懸命にノートをとっていました。うん、今の大学生にその姿を見せたいくらいに。

遥かな昔、想像もできない昔、人はここでゼロからモノを作り出せるすごい力を育んでいたんだなぁ、と思いながらの散歩でした。